物部神社

物部氏の祖神である宇摩志麻遅命(ウマシマジノミコト)を、文武両道の神・鎮魂の神・勝運の神として祀る、石見国一の宮。
祭神の父神である饒速日命(ニギハヤヒノミコト)は十種神宝を奉じ、天磐舟に乗って大和国哮峯に天降り、御炊屋姫命(ミカシキヤヒメノミコト)を娶られウマシマジノミコトを生まれました。
ウマシマジノミコトは、神武天皇御東遷の際に忠誠を尽くした功績で天皇より神剣韴霊剣を賜りました。
また神武天皇御即位の時、御祭神は五十串(いほくし)を樹て、韴霊剣・十種神宝をもって天皇のために鎮魂宝寿を祈願し、これが鎮魂祭の起源と言われます。
その後、物部の兵を卒いて諸国を平定しさらに石見国に至り、鶴に乗って鶴降山に降りられ国見をして、八百山が大和の天香具山に似ていることから、この八百山の麓に宮居を築かれました。
物部神社境内には、ウマシマジノミコトが降臨の際に腰掛けたとされる「勝石」が、また本殿真裏の八百山中腹にはウマシマジノミコトの墓所があります。
石見国を平定したウマシマジノミコトは、3つの聖なる「瓶」を三ヶ所に据えて平和を祈願したとされています。
一つは物部神社境内の一瓶社、一つは浮布池の爾幣姫神社、一つは三瓶山麓の三瓶大明神(これが三瓶山の名前の由来とされています)。

住所 島根県大田市川合町川合1545
お問合せ先 TEL:0854-82-0644
駐車場 あり
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