スサノオノミコトの御子神を祀る
五十猛(いそたけ)神社は、スサノオノミコトとともに新羅から渡って来た、御子神・五十猛命(イソタケルノミコト)を主祭神として、また妹神の大屋都姫(オオヤツヒメ)命、都麻津姫(ツマツヒメ)命も配祀神として祀っています。
「日本書紀」には、スサノオノミコトから木を植えて回るように木種を託された五十猛命が、大屋都姫命、都麻津姫命と共に全国に植樹を行い、最終的に紀伊国(現在の和歌山県)の地に留まることを決めたと記されています。
また五十猛命は、後に若き日の大国主神が兄神に追われて木国(紀伊国)に逃れた時に、かくまってくれた大屋毘古(オホヤビコ)神と同一神だとされています。
五十猛命は、島根県内で出雲大社の素鵞社、日御碕神社、玉作湯神社、揖夜神社をはじめとする多くの神社で(別名とされるイタケ・イタテ神の名であったり合祀も含め)祀られています。
紀伊国の伊太祁曽神社では、五十猛命を中心に3人の御子神が「林業の神」として篤い信仰を受けています。
全国で五十猛命(別名も含め)を祀る神社は約300社あるといわれています。
住所 | 島根県大田市五十猛町2349番地1 |
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