出雲国風土記にも大野津社として登場する古社で主祭神は須佐之男命。
昔から宍道湖北岸の大野津灘は港として栄えたことから、海陸交通安全の守護神として信仰を集めました。
オロチの骨(蛇骨)といわれるものが伝わっており、干天続きの年にはこの蛇骨を用いた雨乞いの神事が行われました。
まず近郷の神職が斎戒して社殿に上り、 二夜三日の祈願を捧げます。
社殿の蛇骨を船に乗せ、宍道湖の真ん中で大祓・祝詞を上げて祈願すると暗雲が沸き起こり、雨が降り始めたといいます。
雨乞いの船がとどまる場所は、宍道湖の南北にある4つの山を結んだ交点上で、湖底には石の鳥居があると伝わります。
雨乞い神事は昭和14年を最後に現在では行われていません。
住所 | 島根県松江市大野町243 |
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お問合せ先 | TEL:0852-88-2845 |
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