来阪神社

小泉八雲の怪談「雪女」の原点か

来阪(くるさか)神社は鼻高山の中腹にあり、スサノオノミコトを主祭神として祀ります。
鳥居の前には「スサノオの腰掛岩」があり、神社からは出雲平野が一望できます。
かつては風邪の神様として有名で、願掛けをして風邪が治ったら、そのお礼に山の麓から神社まで裸でお参りするという奇祭があり、明治時代末期まで続いていたそうです。

地元でもあまり知られていませんが、明治時代の文豪・小泉八雲もその著書『知られぬ日本の面影』の中で、この来阪神社の奇祭と、雪女の話を紹介しています。
小泉八雲の名作『怪談』の中では「雪女」が特に有名で、物語では青梅付近を舞台として描かれていますが、元々八雲が雪女の存在を知ったのは、松江に住んでいた頃でした。
八雲は、妻セツの養祖父が子供の頃、雪女に出合ったという話を聞き、大変関心を持ったようです。
当時「大寒の頃、来阪神社にお参りに行く者がよく雪女を見る」という噂がありました。
その話は八雲の記憶にずっと印象深く残っていたようで、後に東京で聞いた伝説などを元に「雪女」の物語が書き上げられたと思われます。

神社へ上る道は急な坂で車ですれ違うことも難しい細い道ですので、参拝の際はご注意ください。

住所 島根県出雲市矢尾町799番地
駐車場 あり(2台程度)
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