古代出雲の人気パワースポットBEST6 意宇六社をめぐる!

六所神社

出雲国庁跡などがある松江市東部の意宇(おう)の里は、かつて古代出雲国の中心地でした。
この地域にある熊野大社、八重垣神社、神魂神社、揖夜神社、六所神社、眞名井神社は「意宇六社」と呼ばれ、古代出雲中心地のパワースポット・ベスト6を巡る「六社参り」として、出雲地方では昔から人気のコースです。
意宇六社は全て出雲国造ゆかりの神社で、出雲大社と同じ建築様式「大社作り」です。
男神様と女神様で形が異なる千木や、ご本殿の構造の違いなども念頭に見て回るのも楽しいかもしれません。

出雲国一の宮・熊野大社

熊野大社は出雲国一の宮として知られ、出雲でも出雲大社と並んで大社の名のつく由緒ある神社です。
主祭神のスサノオノミコトが稲田姫へ櫛を贈られた故事にちなんだ、縁結びの御櫛がかわいいと評判。
また境内石垣にハート型の石があり、パワースポットとして人気を集めています。

■住所:島根県松江市八雲町熊野2451
■問合せ:0852-54-0087

鏡の池の縁占いで有名な八重垣神社

オロチ退治で有名な素盞嗚尊(スサノオノミコト)と稲田姫命(イナタヒメ)を祀っています。
境内奥地にある佐久佐女(さくさめ)の森で、和紙に硬貨を乗せ「鏡の池」に浮かべて、ご縁を占う「縁占い」が大人気。
恋愛成就・縁結びの最強パワースポットとも呼ばれています。

■住所:島根県松江市佐草町227
■問合せ:0852-21-1148

現存する最古の大社造本殿・神魂神社

神魂(かもす)神社は、国生み神話の伊弉冊大神(イザナミノオオカミ)を主祭神とし、伊弉諾大神(イザナキノオオカミ)を合祀しています。
現存する最古の大社造の本殿として国宝に指定されています。
出雲国造の先祖である天穂日命(アメノホヒノミコト)が、天下る時に乗ってきたと伝わる鉄釜も祀られています。

■住所:島根県松江市大庭町563

出雲国総社・六所神社

律令時代の出雲国庁に隣接し、出雲国の総社として崇敬されました。
伊弊諾尊、伊弉冉尊、天照大神、月夜見尊、素盞嗚尊、大巳貴尊の六柱の神を主祭神としていることが、その名の由来とされます。

■住所:島根県松江市大草町496
■問合せ:0852-55-5214(松江市観光部)

神水が神事に用いられた眞名井神社

眞名井(まない)神社は、松江市南部の茶臼山(神名樋野)の中腹にあり、意宇六社の一つ。
祭神は伊弉諾尊(イザナギノミコト)と天津彦根命(アマツヒコネノミコト)です。
眞名井神社東方の山麓に真名井の滝があり、その水は出雲国造の神火相続式や新嘗祭の際に用いられました。

■住所:島根県松江市山代町84
■問合せ:0852-23-6940

黄泉比良坂とゆかりが深い揖屋神社

日本書紀に「言屋社(いふやのやしろ)」、出雲国風土記に「伊布夜社(いふやのやしろ)」と記されている古社で、主神祭は国生み神話の伊弉冉命(イザナミノミコト)。
古事記に現世と黄泉の境として登場する黄泉比良坂が近くにあり、揖屋神社とゆかりが深いといわれています。

■住所:島根県松江市東出雲町揖屋2229
■問合せ:0852-52-2043

【関連スポット】天国への手紙ポストがある黄泉比良坂

意宇六社をめぐるなら合わせて立ち寄りたいのが、「古事記」に登場しあの世とこの世の境にあるといわれる「黄泉比良坂」です。
あの世へ旅立った親しい人に想いを伝える「天国への手紙」ポストが話題です。

■住所:島根県松江市東出雲町揖屋 2376-3

意宇六社マップ